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アイユーゴー ?途上国の人と共に?

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『雑談の会』

今日午前10時から11時30分までアイユーゴーの事務所で近所の友人と語り合った。最初、事務所のインターネット接続について相談にのっていただくために来ていただいたが、そればかりでなく、様々な話題が登場した。彼は、石油関係の仕事についておられ、今問題になっている、ガソリン値下げなどの問題に、メディアで報道される政治的な意味というより、ガソリンの値段の変化による消費量と多くの石油会社の所有量との関係など政治の裏側にある事実を話され、大変面白かった。もちろん、インターネットに関してもよくご存知で、NTT、Jcom など自分の経験から様々な情報を伝えていただき、1時間30分という短い時間があっという間に過ぎた。終わる前に、小生が提案した。これから毎月第3日曜日10時から『雑談の会』をしませんかと。快くこれを受け入れてくださり、来月もまた事務所で語り合うことにした。
このように思ったのは、昨年(2007年)1月から、大阪の大きなNGO団体が、別組織として「Make Japan-日本をよくする会」を立ち上げ、毎月第1日曜日14時から16時の2時間、20人から30人が集まる会を開催していることをふと思い出したからである。この会では、毎回2名から3名が、日本をよくするにはこうしたら良いのではないかと、持ち時間10分で、提言することになっている。その後、フリートークに入り、ほぼ1時間、参加者から様々な感想、考えが、飛び交うのである。もっとも大切なルールに、誹謗中傷はしてはならないとある。さらに、自ら何らかのボランティアをし社会貢献なども勧められている。小生はこの会が始まった1月から可能な限り参加し、議長や、フリートークの司会をさせていただき、大いに勉強させられた。
ややもすると、インターネットからの情報やテレビ、新聞の主張を自分の考えにしてしまって、思考が受動的になってしまうことが多いが、しかし、驚くことに、ここに参加している人たちは、テレビ、新聞などのメディアの報道・主張に対して、自分の経験に照らして考え、自立した考えを持っておられる。特に多いは、教育の荒廃に対してどうあるべきかという提言である。それに「選挙に行かない人には・・・」、「融通の利かない公共団体に関しては・・・」「自販機があまりの多いということは・・・」等々。見方を変えれば、昔、子供が社会に出る前に、親父(おやじ)が「こらお前、社会はそんな甘いモンじゃあない、厳しいぞ」と、教え諭していた(家庭)教育に似た感じの話が、時にはユーモアを交え、時には、苦虫をかみつぶしたような顔をして展開される。その人たちは、きっと、日本を愛しているからこそ、自分たちの周りの子供や若者たちを愛しているからこそ訴えておられることだ、と小生は思っている。
この会には、若者もいるが、確かに一線を退かれた人が多い。それだけに真実に近い話しを聞くことができる。考えてみると、政治、宗教がらみの意見・提言には真実味が感じられないことが多くある。その人の人生が見えない。「Make Japan-日本をよくする会」は、提言する会ではあるが、その人の人生を語る会でもある。実はそのような会の意見を集約してこそ、それが日本を再構築していくのではないか、いや行くべきではなかろうか、そのように考えている。
自分たちの仕事、またそれを通して得た経験などが交換できる場があると、その場から、新しい力がほのぼのと生まれてくる。今日、友人と語り合ったとき、「あーよかったな」と実感した。それは、彼自身の生き方を聞いたからだろう。
アイユーゴー ?途上国の人と共にー が係わるタイ、ラオス、ベトナムでの活動でもっとも大切なことの一つは、自分がしっかり生きようとしないと、現場には伝わらないということである。単なる訪問ではない。単なる観光ではない。様々な点で異なる国の人、いや、様々なことがほとんど見えない国の人たちと協働して活動することは、共に生きることを実行しようとする共通点がなければ、きわめて困難だ。共に生きることだ。
また、アイユーゴーを、コミュニケーションを大切にする会にしようと思い続けている。しかし、代表の小生は必ずしも役員のかた、会員の方々とコミュニケーションがしっかりできているとはまったく思っていない。これからだ。できるだけコミュニケーションをとっていきたい。お互いが生きているという実感を味わえるコミュニケーションがしたい。そのような会として、小生は、アイユーゴーと共にがんばりたい。そして、今朝決めた『雑談の会』に様々な人が集まり、会が継続していければ、さらに、小生の生き方を豊かにしてくれるものだと思っている。また、この『雑談の会』は「Make Japan」と協働し、日本人として日本に発言していく力にしなくてはならない。NGOにありがちな単独な力に終始するのではなく、必要なときには力を結集していかなくてはならない。アイユーゴー ?途上国の人と共にー、は同時に、自分の国の人と共にである。
今朝来られた友人に、感謝! 感謝!

このブログを読まれ、『雑談の会』に参加したい方は、メール(snittaskmj0715@yahoo.co.jp)でご連絡を。よろしく。

*昨日、ラオスの活動を中心とした本会のニュースレター「アイユーゴー通信第10号」を発行しました。また、次号(6月発行予定)はベトナムの事業、その担当者のパワフルな話を紹介します。

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医師の働きとNGO

数年前に父親を亡くした。その父の治療に携わる医師に、不満があった。自宅でその不満について母と語り合っていた。もっとしっかり治療ができないものか、どうしてこちらが理解できる説明がないのだと。翌日、父の診断が終わり、母と自分が直接医師に会ったとき、その不満を打ち明けようとすると、母親が遮った。母は昔の人で、医者には感謝するべきですよ、不満は言わなくていいと言った。言うべきことは言う必要があるのでは。それが正しいかどうかは別にして、その医師は自分の前にいる人間を意識することができるのではないかと思った。
医師のミッションと本会のNGOの活動を同等に並べるわけには行かないが、しかし、大きな共通点がある。医師の使命は、患者に社会活動を再度可能にするところにある。もちろん最新技術の医療器具を使うことに医者冥利に尽きるところにもあるだろう。
本会のNGO活動の使命は、途上国の人たちを先進国並みにはならないにせよ、経済的、精神的自立に向けた支援、協力だ。つまり、国を問わず、人間が望んでいる自然の姿は、人間社会とのかかわりを持ちたいところにあると思う。
そこで求められる姿勢は、「相互主体」、つまり、「自分が主人」であれば、「相手も主人」との位置づけが要求されるはずと考えている。双方が同じ社会の土台でそれぞれ人間として認め合って生きていくことが重要なのではなかろうか。本会の「アイユーゴー通信第10号」がやっと発行できるところに差し掛かっている。この「相互主体」を考えながら、タイ、ラオス、ベトナムの活動を充実させ、通信で検証していけるといいかなと思っている。

ラオスプロジェクト

今朝、ラオスから帰ってきた。3月8日01時25分のフライトでバンコクに向かい、5,6時間の連絡でビエンチャンに移動した。なんといっても深夜便は疲れる。しかし、一日得した気分になる。到着したその日から仕事ができるから。しかし、それは前回の1月までのこと。時刻表が変わり、今回からバンコクで数時間待つはめになった。とても残念。たとえTGのラウンジでメールチェック、書類整理、パソコンに入れていた遣り残しの作業など仕事はできるといっても、やはり、風景が違う。すでに気分は現場でのアイデアの出しあいだ。とても壮快なのだ。
 ラオスには本会ととても相性があう、5年間ドイツで勉強した農業・土木の専門家がいる。小生はそういったことには、まったくの素人だが、自然のなかにある個々の物体が相互に、しかも、様々に係わって、様々な自然現象を生み出していることを知ると楽しい。またそれが、村人の生活に絡んでくると社会現象となって考えさせられる。
 昼を過ぎてビエンチャンの空港に入り、青年2人が迎えてきていた。そのお父さんは、ルアンプランで食あたり。病院で治療を受けているとのこと。ラオス人が、ましてや旅行の達人が食あたりとは。翌朝まだ、顔には油あせがかすかに浮かんでいたという。
 サバナケートまで8時間かかる。ビエンチャンの町を出ると、市場がある町、点在する民家と田んぼ、水牛と雑木林という風景が、何度も繰り返し現れる。
 とにかくラオスの中西部にあるメコン川沿いに位置するサバナケート県に入った。それからがたがた道を1時間10分かけてサイフートン郡の役場にたどり着いた。自動車を降りても体がどことなく動いているようだった。郡知事室に向かう途中、壁にポスターが貼ってある。水瓶はよく洗うように、生水は飲まないように、生物は食べないように、などしてはいけないことを、簡単な絵と文字で村人に周知させようとしている。もちろん各家庭にも配布されているというが、小生は村長宅の壁にしか見たことがない。
 先のラオス人の専門家が言った。ラオス人はしてはいけないことは、いろいろ言うが、どうしてしてはいけないかその理由はいわない。実はこれ、平均余命と関係がある。男性58歳、女性63歳。第1位は交通事故、2位は重労働による過労死、3位は肝臓がん。この肝臓がんは生ものによることが多いと言う。魚、貝、海老、生肝。特に、水牛の生肝は危ない。この生肝を絞るとよく登場するのが、Douという虫だそうだ。目に見える虫だ。飛んでいるムササビを小さな虫にしたような形。池の周辺とか涼しい水辺などの草に付着している。1975年くらいからこの虫が、肝臓がんの原因だと気づいたらしい。だから、ラオス人は雨期には野菜を栽培しない。竹の子、キノコなどをよく食べる。野菜を食べるなら、塩で洗えと言われたそうだ。水辺の草を水牛が食べ、水牛の生肝を食べると肝臓がんになる。若い人にもよくあったことだと話した。
 彼はこういった細かいことを村人などにしっかり伝えなければならないと。いつまでもアンビギュアスな情報では人間として育たないのではないかと主張した。よし、それでは本会の農業支援センターのパイロットファームでの乾期における野菜作りの活動に生かしていこうということになった。
 本会は、2007年度はラオスにおいては、貯水池補修工事、農業支援センター建設、ゴムなどの植林事業を進めている。この内実をしっかり深めていかないと、事業は成立しない。そのためにも、一つ一つの事象を理解していく努力を欠かせないということになる。
 続きはまたにしよう。 sachio.










 

動く

 本会は、昨年秋に、このブログを設定した。代表の小生がどのような海外活動をしているかを紹介するために。しかし、この時期まで、一度しかこのブログに登場していない。とても忙しいからだ。
 自分の社会活動には、2つある。学校での講師としての有給生活と海外での協力活動する無給生活だ。1週間の時間を等しく2つに分けてこの2つの活動を行っている。妻からすれば、小生がもっと働けば、子供の学習環境が少しでも豊かになるはずと思っているはずだ。小生の心のなかは、6割が家庭のそのときそのときの環境つくりとそのあり方を考えることで埋まっている。残り4割はタイ、ラオス、ベトナムでの事業の展開とその未来図を描き続けていることで埋め尽くされている。そのためにとても忙しい。ここに何かを書くのであれば、その2つのことで時間を割きたいと考えていた。
 ところが一方では、いつから書き出そうかとその機会を待っていた。それは、義務的な感覚ではなく、書いたものを客観的な目にさらすことで、自分に厳しくありたいと考えていたからだ。特にボランティア活動は独善的になりやすい。それとまた、時間の使い方をうまくできないものかと、考えあぐねていたからだ。かつては6,7件くらいのことを同時に進行させていた。それは学校の仕事と自分の研究生活をしているときだ。たとえ失敗してもすぐにやり直しができる。今はそうはいかない。海外で使うお金は、会費、寄付金、財団など好意と信頼関係から生じたものだ。一つ一つをきちんとしなければならない。一つ一つが世に問われていると考えているからだ。
 やっと、このブログを書きたいと思ったのは、先日だった。温泉に行ったからだ。往復40分、湯に20分浸かる。忙しいとはいえ、1時間だ。簡単なことではないか。そのように思い、少々重たい体を動かし、自動車を走らせた。1月23日土曜日、犬鳴山を越えたところにある、和歌山の神通温泉に行った。久しぶりだった。温泉につかって見える窓の外の景色は、川を隔て、15mに迫っている山の斜面。見るものはないほとんどない。半身浴で汗を出し、20分ゆっくりした。しかし、すべてを忘れてリラックスしているわけではない。頭をもたげる問題は山とある。もう年だな、物忘れが激しい、今言ったことをもう忘れている、という言葉はまるで挨拶言葉になっているのだが、忘れることができない、忘れてはならない問題は山とある。しかし、その問題のあり方に関して、ふと思ったことがあった。
 小生は問題を一つずつ目の前に重ねるようにして置いている。まるで将棋倒しをするように立てて置いている。一つまた一つと。これでは一つ失敗するとすべて倒れてしまうやり方だ。これではいけない。問題を平面に並べてはどうか、そうすると各問題の関連性がうかがい知れ、関連あるものを一つにして進んでいけば良いのにと考えるようになった。また問題を平面に置くと、自分が何をしているのかその全容が判る気がした。できたものを×印で消していけばいい。そうしてはじめると、一つをやり終えたあとにそれなりの達成感を味わえるようになった。忙しいという気持ちよりむしろ、心にゆとりができた。今まで後回しにしていた仕事がすんなりできた。
 こうすると、むしろ逆に頭の中では、完成されたものを組み立て立体的にしている自分に気づいた。
特に、現在進行中のラオスの事業に関して。ただ、このように平面に問題を置きつつ対処していく考え方はなんでもないことであろうが、自分には視界が広がった思いがした。忙しいと「忙しい」という観念に囚われ、その重さだけが意識につながっているのではなかろうか。
 さてこれからは、1週間に1度のペースで思ったことを書き連ねてみたい。そうだ、3月8日からラオスに入ることになっている。ラオスの事業に関して、その時期の前後に書くためにこのブログに戻ってこよう。
(2008.3.2.2:05)



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